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【必読】小売業の人手不足の原因とその対処法とは?人手不足対策を徹底解説!

小売業の人手不足問題その原因と改善対策をわかりやすく解説!!
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現在、多くの業界・業種で人手不足が叫ばれている中、小売業も例外ではありません。私たちが生活していく上で不可欠な小売業。なぜ人手が足りていないのでしょうか?

本記事では、小売業における人手不足の原因分析と、その課題を解決するための有効な対策についてご紹介します。

小売業の実態

日本の小売業の歴史

道を歩く人々

日本の小売業の歴史は、1900年代初め三越呉服店が日本で初めてデパートメントストア(百貨店)という、小売業態を導入したことから、日本の小売業が急速に進化したと言われています。その後、戦後に食料品や日用品を販売するスーパーマーケットが登場し、日本の小売業界は急成長を遂げました。

スーパーマーケットという身近な存在ができたことで、複数の品物を、自分で選んで購入するセルフサービスが定着していきました。さらにスーパーマーケットに導入されたレジ精算システムを皮切りに、小売業での機械化・IT導入が進んでいきました。そして、現在では、インターネットの普及により、対面だけではなく、デジタルでの購入販売ができるネットショッピングが急成長を遂げています。

日本で初めてスーパーと呼べる小売業態を導入したのが、「紀ノ国屋」です。青果店だった紀伊国屋が1953年に、店舗ではじめたセルフサービスが、スーパーの先駆けと言われています。

その後1960年代に入ってから、現在でも多くの店舗を展開しているヨーカ堂、ダイエー、岡田屋(現在はジャスコ)がチェーン展開を開始します。チェーン店方式を導入して、同じ商品を一度に大量に仕入れる方法を取り、仕入れ価格を抑えることに成功しました。

仕入れ価格が下がったことで、単独の店舗運営をしている小売店舗に比べ、販売価格を抑えられるようになり、急速に成長を遂げました。多くの買い物客が利用するようになったスーパーが、生産性アップのために導入したのがレジです。初めに登場したレジが「レジスター」です。レジスターは、単純に会計をするためだけの機能のレジです。後に導入されることになるのが、部門別合計会計機能がある「POSレジシステム」です。

POSレジは、販売する商品の金額を事前に登録し、専用の端末で商品に付いたバーコードを読み取ります。毎回手打ちで金額を入力する旧式のレジスターとは違い、入力ミスなどのヒューマンエラーによりお店に損失が出ることを防げます。また、POSレジシステムの登場により、部門ごと、商品ごとに売り上げを管理することができるようになりました。

販売履歴からマーケティング分析した情報を基に、取扱商品の入れ替えや入荷数を調整することで、無駄のない効果的な在庫管理をすることが可能となりました。POSレジシステムは、現在の小売業でも売上向上に大きく貢献しています。

また、多様化したニーズにともない1990年代に人気が出始めたのが、現代ではなくてはならない存在になった100円ショップです。1990年代後半から2000年代にかけて、急速に成長を遂げ、現在では、オリジナル商品や各企業とのコラボなどが話題になることも多々あります。日本のみならず、中国などへの海外進出も遂げています。

 

国内の小売業の現状

売り場

1990年代後半にWindows95が発売されたことにより、今まで企業での活躍がメインだったパソコンが一般家庭にも普及するようになっていきました。それを機に、各メーカーや大手小売店が、続々とネット通販を開始しました。1995年には、アメリカでYahoo!やAmazon.comが登場し、1996年には日本でヤフー株式会社が、1998年にはアマゾンジャパン株式会社がサービスを開始しました。

「自社EOS化」「POSシステム」など小売業を成長させるために大きな役割を果たしてきたのがIT化です。今までのIT化は、一部の企業が導入して、成功した実績がある生産性改善を目的としたシステムを導入する、「守りのIT化」が一般的でした。

しかし、これからは最新の技術をどこよりも早く導入し、売上向上や利益増加を目指すための「攻めのIT経営」ができる企業が生き残れる時代になっているのです。「攻めのIT経営」で、現在熱い注目を集めているのが「IoT」の活用です。

一部の例としては、スマホやアプリで顧客とつながることです。ネットショップと同じように実店舗でも顧客の購入商品を把握できるようになり、顧客の好みに合わせた商品をおすすめするといったきめ細やかなサービスが可能になります。「攻めのIT経営」については、経済産業省も推奨しており、今後の小売業のトレンドになってくるでしょう。

 

小売業が人手不足になる原因

日本の大きな社会問題となっている少子高齢化。2060年には、国民の約2.5人に1人が65歳以上の高齢者になるという、世界でも類を見ない超高齢化社会を控えています。

日本の総人口は減少の一途を辿り、労働力の中核を成す15歳以上65歳未満の生産年齢人口も1990年代をピークに減少傾向が続いています。

現在、未就業の状態にある人々の就業支援や、外国人労働者の受け入れだけでは到底追いつかないほどのスピードで進行する人手不足をいかに速やかに補完するかは、各業界で近年大きな課題とされています。

厚生労働省の小売業の有効求人倍率調査データ

厚生労働省の2013年- 2019年の調査データによると、小売業の有効求人倍率は全職種の有効求人倍率1.45倍に比べ、2.58倍と高いこともわかっています。また、年々増加傾向となっており、人手不足が深刻な状態となっています。

具体的にどのような理由で小売業界は、人手不足となっているのでしょうか。小売業界が人手不足となってしまう具体的な理由を紐解いてみていきましょう。

 

給与の低さ

財布にお金が入っていない男性

小売業界は、他業界と比べると比較的給与が安くなる傾向にあります。政府がおこなった賃金構造基本統計調査によると、国内の小売業と全産業の月給平均(残業代含む)を比較したところ、2019年の全職種の月給平均が338千円に対して、小売業は293千円と平均を下回っています。

労働時間に対して、支払われる対価が高ければ給与が高い業界に就く傾向にあるため、小売業界は人手不足になりやくい傾向にあると予想されます。また、小売業は扱う商品にもより異なりますが、業界の特性上薄利多売な流通ビジネスモデルのため、現場で働く従業員の賃金水準が低くなる傾向にあります。

 

長時間労働

パソコンの前で鎖で手を縛られている人

小売業界にとって労働時間も大きな課題のひとつです。すでに人手不足となっている状況下で、ひとり当たりの業務量が増えやむ得ず残業などにより、長時間労働となってしまう状態もみられるようです。

実際に小売業界の所定内実働労働時間数を調査したところ、他の業種と比べてもかなり多いことがわかります。労働時間を増やす大きな原因としては、やはりひとりあたりの業務量が増えてしまうことのようです。

 

シフト制(不定休・休暇の取りにくさ)

小売業の特徴として、一般的に土日や祝日での客足が多いため、月曜日から金曜日の平日勤務というのは難しく、シフト制を導入しています。

そのため、社員やスタッフは変則的なスケジュールで働くことの多く、決められた曜日に休暇が取得することが難しい傾向にあります。さらに、お正月などの年末年始やクリスマスなどは業務稼働時間がどうしても増えるため、休暇が取りにくいのが現状です。

 

社会的評価と現実の乖離

画面に浮かぶ顔文字

小売業の大手企業となると、社会的評判や印象は良いようですが中堅・中小企業の小売業となると実務でおこなっている業務の印象とはかけ離れているようです。

小売業では実際にPoSデータやオムニチャネル戦略を利用したデータ取得をし、データドリブンな分析、改善施策に向けた企画の検討、カスタマーエクスペリエンス向上のための店内レイアウト改善など多岐に渡る業務があり、高いスキルが求められます。

 

小売業の人手不足に有効な対策方法

AI・ RPA導入による時間創出

AIやRPAなどのテクノロジーを活用した人手不足対策で大きな成果を出している企業は多く存在しています。もちろん、小売業社も例外ではありません。

特にRPA(ロボティク・プロセス・オートメーション)を活用したルーチーン業務の業務プロセス自動化は時間創出が期待でき様々な分野で活用されています。

当社BizRobo!も小売業界を中心に多くの業界業種で活用され、単なる業務自動化にとどまらず余った時間を売上向上のための活動や新たな企画を考えるなど、人にしかできない業務に集中することができている、との声も上がっています。

株式会社ロフトの社員達

労働環境を整える

多くの企業で働き方改革が進む中、労働環境を整えることは非常に重要です。競合企業などの他社が働きやすい環境を整えているのに、自社が働く環境整備ができていなければ人材採用が困難になり人手不足に陥ってしまいます。

適正な労働時間のシフト体制管理や連続勤務を避けるなどをすることで平等な勤務体制を構築することは必要不可欠でしょう。具体的な例として、早出・遅出の2交代制の導入や月に取得する有給休暇の日数を定めるなどがあります。

また、新型コロナウィルス対策として事務作業従事者が在宅で業務をできるようリモートワーク環境を提供するなど、子育てや介護などが必要となる社員やスタッフにとって働きやすい環境を整備しましょう。

 

シニア世代・外国人労働者の積極的な採用

様々な人種が肩を組む後ろ姿

日本国内の人手不足を解消するには、今まであまり重視してこなかった層への採用も考えていく必要があります。たとえば、高齢化社会の日本ではシニア世代は重要な労働力となります。

また、グローバル社会が進む中で外国人労働者の採用は、小売業の海外展開や観光者向けの対応など重要される人材となってくるでしょう。

一方で、採用幅を広げるということは、これまで以上に雇用環境の見直しもしなければなりません。特に外国人の採用では日本人とは異なる法の遵守が必要で、先に環境整備を進める必要があります。どのような人材でも気持ちよく働くことができる環境を整えることは、令和時代ではとても重要な人事戦略となるでしょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。国内のものづくりに関わる小売業は深刻な人手不足の状況にある一方で、自社の現状をしっかりと把握した上でどのような改善をすれば良いか明確にすることによりさまざまな対策が考えられます。
 
また、近年多くの企業で導入されている新たなテクノロジーや業務改革による改善の余地はどの企業にもあるでしょう。ぜひ、RPAやAIによる業務プロセス改善を検討されている方は当社へお気軽にご連絡頂けますと幸いです。