2024年6月、RPAテクノロジーズ株式会社は、会社統合の上、オープン株式会社へ社名を変更予定です。
 
 
 

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DXとRPAの違いとは?RPAを導入すべき企業や推進事例・無料ソフトウェアも

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「DXやRPAという言葉をよく聞くが、正直違いがよく分からない…」こういったお悩みを持つ企業は少なくありません。

DXとはデジタルトランスフォーメーションの略称で、デジタル技術を用いてビジネスを変えていくことを意味する言葉です。一方RPAとはロボティック・プロセス・オートメーションの略称。ロボットで業務を自動化することを意味します。

つまり、RPAとはDX推進における施策の1つです。そこで本記事ではDX推進で期待できる効果や、RPAを導入すべき企業の特徴を解説します。自社でどのようなIT化を進めていくべきか迷ってるご担当者さまは、ぜひ参考にしてください。

実際にDX推進の一環として、RPAツールを導入した事例も紹介します。

DXとRPAの違いとは

DXとRPAの違いとは_画像


RPAは上記図のとおり、DXという広い施策の内の1つです。RPAと並ぶ施策にはほかにも、「IoT」や「AI」「クラウド」といったものがあります。いずれも企業やデジタル技術を用いて、業務を変革させる手段の1つです。

DXの定義とは

経済産業省によると、DXの定義は以下のとおりです。

企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること

(※1)

要約すると、データやデジタル技術を用いて業務や企業の在り方をより良く変えていく取り組み全般を、広い意味でDXと呼びます。

DXについて「BizRobo!TV」にて詳しく解説している動画がございますので、併せてご覧ください。

RPAの定義とは

一方RPAの定義は、総務省が以下のとおり示しています。

RPAはこれまで人間が行ってきた定型的なパソコン操作をソフトウエアのロボットにより自動化するものです。具体的には、ユーザー・インターフェース上の操作を認識する技術とワークフロー実行を組み合わせ、表計算ソフトやメールソフト、ERP(基幹業務システム)など複数のアプリケーションを使用する業務プロセスをオートメーション化します。

(※2)

RPAはDXの中でも、ロボットを使って既存業務を自動化する取り組みを指します。導入すると業務効率化や人件費の削減、ミスの減少などあらゆる効果が期待できる施策の1つです。

なおRPAの概要やほかの施策との違いについては、「RPA(ロボティックプロセスオートメーション)とは」で詳しく解説しています。

RPAとAIの違い

RPAとAI(人工知能)はどちらも、これまで人間がやってきたことをコンピューターで自動化するDX施策の1つです。ただし、両者には以下の明確な違いがあります。

RPA AI
あらかじめプログラムされた作業内容を繰り返す 常に学習し、結果をもとに「分析・判断・予測」を行う

RPAはプログラム通り動くため、イレギュラーな業務や初めてのケースには対応できません。一方AIは学習機能が備わっているため、これまでの学習結果から自ら分析や最善の判断ができるのが特長です。

つまりRPAは思考やイレギュラー対応の必要ない定型業務の自動化に適しています。一方AIは、作業者の判断や推測、分析が必要な業務の自動化に導入できるといった違いがあります。

DX推進におけるメリット

DX推進におけるメリット_画像


DX推進におけるメリットは、大きく分けて以下の3つです。

・競争力の強化
・業務の見える化・課題の共有
・多様な状況に対応できる仕組みづくり

上記のメリットは経済産業省がDX推進を呼びかけるにあたり、実際に訴求しているポイントです。DXの推進にはあらゆるメリットがあるため、導入を迷っている企業はぜひ参考にしてください。

競争力の強化

DXを推進すると、企業の競争力強化につながります。たとえばDXの一環として以下のような施策を実施した場合、顧客の利便性が向上します。

・顧客がWeb上でさまざまな手続きを完結できるようにする
・RPAを用いたメルマガやお問い合わせへの自動返信
・AIを用いたチャットボットによる顧客対応

デジタル社会と呼ばれる現代において、こうした差別化による競争力強化は重要です。またDXにより人件費削減や業務の迅速化、品質向上など、企業内部の業務もあらゆる面で改善されます。

業務の見える化・課題の共有

DXの推進により、今まで不透明だった業務が可視化されるメリットもあります。たとえばRPAを導入する場合、どの業務を優先してどのように自動化するのか、洗い出しが必要です。

また業務を自動化した後も、作業にどのくらいの時間がかかったのか、どのようなイレギュラーが発生したか、などが記録されます。これによりさらなる業務改善の課題が見えてくるはずです。

このように、今までは属人化して内容が不透明だった業務も、DX推進により透明化できます

多様な状況に対応できる仕組みづくり

DX推進により、多様な状況に対応できる仕組みや組織作りも可能です。代表的な例がテレワークといえます。テレワーク体制を整えれば、社員の通勤にかかる時間やコストの削減だけでなく、あらゆる働き方が実現できます。

近年ではそもそもオフィスを持たず、固定費を抑える企業も増えています。またAIを用いれば人間と変わらない、もしくはそれ以上の品質で業務を遂行することも可能です。

このようにデジタル技術の力を活用すれば、今後の時代の変化にも耐えうるタフな体制づくりが実現できます。

DX推進でRPAを導入すべき企業の特徴

DX推進でRPAを導入すべき企業の特徴_画像

RPAはDXのなかでも無料で始められる施策の1つ

費用面がDX推進の課題となっている企業は少なくありません。パーソルプロセス&テクノロジー株式会社が従業員50名以上の会社を対象に行なった調査では、DXのために1年間で確保している予算は1社あたり平均4億8,891万円という結果が出ています。

バックオフィスにおけるDX

DXの分野別に見ると、「バックオフィスにおけるDX」が平均2億6,263万円(※3)と最も高い結果となりました。

このように高額な費用がかかりがちなDX推進ですが、なかでもRPAの導入は無料で始められるのが魅力です。RPA製品の中には、無料で試せるソフトウェアが多数。初期投資のリスクが低い施策の1つといえます。

RPAの費用対効果については、「RPA導入における費用対効果は?評価カテゴリーから算出方法まで徹底解説」で詳しく解説しています。

またRPA導入に利用できる補助金については、「RPA導入に利用したい最適な補助金は?IT導入補助金をご紹介!」をご覧ください。

DX推進にRPAツール「BizRobo!」を用いた成功事例

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DX推進にRPAツール「BizRobo!」を用いた事例です。

・各部署にRPAを導入し年間で620時間を創出したセキ技研
・3年で約500種類の対象業務をRPA化したマツキヨココカラ&カンパニー
・プログラミング未経験者が実装し作業時間が3分の1になった経済産業省

BizRobo!は、DXを推進する経済産業省にも採用されているRPAツールです。実際に導入するとどのような効果が得られるのか、ぜひ参考にしてみてください。

BizRobo!

まとめ

当記事ではDXとRPAの関係や定義、効果や導入すべき企業の特徴についてご紹介してきました。

・DXとRPAの違いや定義
・RPAとAIの違い
・DX推進のメリット
・RPAを導入すべき企業の特徴
・実際にDX推進にRPAツールを用いた事例

「費用面がネックでDX推進が進まない…。」「RPA製品の費用体系は複雑で稟議が通りにくい…。」このような課題を抱えている企業ご担当者さまは、ぜひBizRobo!をご検討ください。

BizRobo!は、RPA開発10年以上の老舗メーカーです。低価格かつシンプルな料金体系で、開発から実行環境までをオールインワンで提供します。

また1ライセンスで、ロボットは何体でも作成可能。業務を拡大したい場合に追加費用が発生する心配もありません。もちろんサポート体制も充実しており、開発時だけでなく稼働体制が整ってからも手厚いフォローを実現。

ぜひ無料のお試し期間で、BizRobo!の使いやすさを実感してみてください。

【出典】
※1 DX推進指標 | 経済産業省
※2 RPA(働き方改革:業務自動化による生産性向上)| 総務省
※3 社内におけるDX推進に関する実態調査 | パーソルプロセス&テクノロジー