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【セミナーレポート】RPAテクノロジーズとサイボウズ、双方の視点から語る!DXを推進するために必要なリスキリングのポイント

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昨今、ビジネス環境の変化に対応するため、多くの企業がDX人材の育成に注力しています。「社員によってITスキルに差がある」「DX人材が不足している」などの課題を耳にすることも増えてきました。

本ブログでは、先日開催したセミナーレポートを通じて、デジタル時代を勝ち抜くために必要な人材育成のポイントをご紹介します。DX適性診断サービスを提供するRPAテクノロジーズとDX推進を伴走支援するサイボウズチームワーク総研が双方の視点で語っているので、ぜひご一読ください。

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ライター紹介:

長澤 史佳(ながさわ ふみか)
大学在学中に「ハフポスト日本版」と「Forbes JAPAN」にて記事執筆・編集・翻訳などを経験後、新卒で株式会社PR TIMESに入社し、PRプランナーとして化粧品メーカーや食品メーカーを担当。2022年よりRPAテクノロジーズ株式会社に入社し、コンテンツ企画や広報を手掛ける。

登壇者紹介

志釜 直樹 氏

サイボウズ株式会社
 チームワーク総研 コンサルタント
 志釜 直樹 氏

ITコンサルティング、BPRコンサルティングなどを経て、2013年にサイボウズに入社。2021年よりチームワーク総研に所属し、企業風土・組織の変革をIT面で支援する活動に従事。

和田 慎也 氏

RPAテクノロジーズ株式会社
 プロダクト&サポート部 部長
 和田 慎也 氏

教育事業会社、IT企業のカスタマーサクセスを経て、RPAテクノロジーズでDX人材育成支援サービス「DXpass」を立ち上げ。

「DXpass」ホームページはこちら

DXpass

 

DXの本質と現状

最初に、すでにご存じの方も多いと思いますが、改めてDXの定義(※1)を振り返っていきます。

「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」

そして、DXを行う上で起業の目指すべき方向性はこのように記されています。

「企業が競争上の優位性を確立するには、常に変化する顧客・社会の課題をとらえ、『素早く』変革『し続ける』能力を身に付けること、その中ではITシステムのみならず企業文化(固定観念)を変革することが重要」

※1 経済産業省「DXレポート2(中間取りまとめ)」より

今、時代は予測不可能な時代から不確実な時代に移り変わっています。新型コロナウイルスやロシア情勢により、経済状況は日々変化しています。成長業界は存在せず、これまで正攻法だった大量生産・長時間勤務・効率化が通用しなくなってきました。

DXの本質と現状

そのため、改善ありきでシステム構築を考えることが大切で、例えば、ウォーターフォール開発よりアジャイル開発の利用がおすすめです。

ウォーターフォール開発は、作業計画を事前に立てた上で開発が進められるため、変化があったとしても反映しづらく、キャップが生じてしまいます。一方でアジャイル計画は、改善の認識からシステムリリースを繰り返すことで変化を反映しやすくなります。

DXの本質と現状

しかし、改善を繰り返したくても、デジタル人材の不足が課題となっています。生産職や事務職人材は過剰供給となっているものの、技術革新をリードしビジネスに適用させる専門職は170万人不足していると言われています。では、デジタル人材の不足を解消するために、具体的にはどうしたらいいのでしょうか。

デジタル人材の不足を解消するために

業務の課題を現場で解決する仕組みづくり

業務部門が「売り上げを増やしたい」「コストを下げたい」などと計画を立てた時、IT部門に対して一方的に依頼することがあると思います。しかし、IT部門はそれぞれの部門の状況を把握しきれていません。

これからは、業務部門をIT部門が支援する形が最適となっていくでしょう。IT部門は仕組みの提供や活用支援を行い、各部門で欲しいものは現場で作る形が望ましいです。

ノーコードツールを活用する

プログラミングやシステム開発の知識がなくても簡単に使えるノーコードツールを活用するのもひとつの手段です。サイボウズではキントーンというノーコードツールを提供していますが、利用者の93%は非IT部門に所属している方です。

現場のメンバーが自分たちで作り込める内製可能なツールを使用することで、運用ノウハウが現場に溜まっていきます。

デジタル人材の育成方法

ノーコードツールのリスキリング

リスキリングとは、新たな分野やビジネスのためにスキルを習得することです。ノーコードツールを使用する場合は、ベンダーが開催しているセミナーや勉強会に参加するのがおすすめです。または、自社で導入中のツールや無償の体験版等を利用し、実際の業務をアプリに置き換えてみるのもいいでしょう。

IT系スキルの中では実際の業務への適用ハードルが低いので、まずは気軽に触ってみてください。

ロールモデルを作る

社内にノーコードツールの前例がない場合、自分が一番手になることの不安から手が挙げづらいと思います。活用事例があると心理的不安が取り除かれ、他の従業員が実施しやすい状況になっていきます。

ロールモデルを社内で積極的に公開することで、誰もがノーコードツールを使いやすい環境を作っていきましょう。

ノウハウ共有の推進

ノーコードツールの情報・ノウハウも積極的に公開することで、活用ハードルを下げることが可能です。主な共有方法をご紹介しますので、実施して従業員のモチベーションが高まる仕組みを作っていきましょう。

  • ・グループウェア、社内報などで社内および社外事例の紹介
  • ・従業員同士による勉強会の開催(業務時間内)
  • ・定期的に発表会や表彰などを実施

スキルマップの作成

事業戦略・人材戦略と連携してスキルマップを作成することで、自社に必要なスキル、不足しているスキルを可視化することができます。

スキルマップは、各業務に関連するスキルを決め、各スキルの達成度合いのレベルも定義した上で、基準を作成します。縦軸に業務と必要なスキル、横軸に従業員名を置き、クロスするところにスキルの達成度合いを表す評価表を作成します。スキルマップは検索すると各社の例が出てくるので、ぜひ参考にしてみてください。

サイボウズでの事例

サイボウズは「100人100通り」の多様性を重要視しており、一方から押し付けられる育成ではなく、自ら考えて学ぶ機会を作ることを大切にしています。キントーンで「サイボウズ
アカデミアポータル」を作成し、情報を集結させています。

ポータルでは、勉強会スケジュールの確認、過去の勉強会資料や動画の閲覧、勉強会の依頼などができるようになっています。

サイボウズでの事例

また、会社としては資格取得支援制度と書籍代支援制度を用意しています。書籍代支援制度は、業務に関する書籍であれば会社の経費で購入可能な制度です。実際に誰がどの書籍を購入したかとその本の感想が公開されるため、興味のある本があったらまずは確認できるようになっています。

DX人材を構成するスキル特性

ここからは、RPAテクノロジーズ和田のパートとなります。DX人材育成支援サービス「DXpass」を提供するRPAテクノロジーズならではのお話をお伝えします。

RPAテクノロジーズでは、DX人材に必要なスキルを定義するために研究をしたところ、下記3点が必要なスキルという結果が出ました。

コンセプチュアルスキル

  • 誰かの幸せに向けて新しいコンセプトや価値を構築するスキル
  • 思い描いたコンセプトを具現化することができる
  • 関係者とのコンセプト共有を通し、渉外やチームマネジメントができる

ヒューマンスキル

  • 人をやる気にさせるなど、周りを巻き込みものごとを推進することができるスキル
  • チームの目標達成に向け、ビジネスとして成立する解決策が出せる
  • それを実現するために必要な技術、ツール、ビジネスモデルに興味関心が持てる

テクニカルスキル

  • 技術やツール、ビジネスモデルなどのモノやデータを活用するスキル
  • 好奇心を満たすだけではなく、実務活用につなげられる
  • ステークホルダーの幸せを目指し、アイデアを出して周囲をやる気にできる

上記の研究とは別で一般的に必要なスキルとしては、テクノロジー、メソドロジー、ITヒューマンスキルなどと言われています。その中で、RPAテクノロジーズは「ITヒューマンスキル」に着目しました。

今まで、RPAツール「BizRobo!」の支援を行ってきた中で、成功事例は現場の方がキーマンとなっているケースが多い傾向にあります。もともとプログラミング未経験でも勉強することで視座が上がり、推進・開発のキーマンとなっていきます。DXも同様で、実践力やコミュニケーション力、いわゆる「ITヒューマンスキル」に着目することで、DX推進のキーマンになれると考えました。

「BizRobo!」活用事例はこちらから

BizRobo!

 

ITヒューマンスキルに特化した研究

そこから、ITヒューマンスキルに特化して神奈川大学人間科学部の杉山崇教授と研究をスタートさせました。PAC分析→テキストマイニング→ホランドコード検証→カッツモデル適用の流れで進めました。ここでは、一部のアウトプットをご紹介します。

ワードクラウドで調べてみたところ、「DX」というワードは「デジタル技術」で「ステークホルダー」の経営課題に対応する営み、という共通のストーリーが確認できました。

次に動詞をチェックしてみると、「見据える」「組み替える」「見いだせる」等のワードが見受けられました。これらのワードから、DXにより経営課題を解決したいという意図が汲み取れます。また、「引っ張れる」「踏み出せる」というワードからは展望に沿って顧客を動かす、自分が動く、という背景を確認することができました。

ITヒューマンスキルに特化した研究

研究結果を踏まえたDX適性診断「DXpass」

研究結果を踏まえて、RPAテクノロジーズでは、DX適性の見える化から継続学習までを支援するサービス「DXpass」をスタートさせました。

「DXpass」資料ダウンロードはこちら

DXpass

 

特徴① ITヒューマンスキルの向上にフォーカス

DXは現場の方の主体的な取り組みにより、力強く推進します。DXpassは、IT未経験の方がDXをけん引するために必要な「ITヒューマンスキル」向上にコミットするサービスです。

特徴② 無駄のない人材育成プログラムの提供

社員に成長してほしいという会社の願いと現場感のギャップはつきものです。DXpassは、DX適性診断を通じて適切な受講者選定と適切な育成プログラムを提供することで、結果にコミットします。

特徴③ ワンストップ型学習サービス

市場には多くの学習サービスがありますが、実践的ではない、継続学習につながらないなどの課題があります。DXpassはDX適性診断・動画学習・伴走支援・コミュニティーの4つのサービスを提供しているため、ワンストップでのご支援が可能です。

「社員にITマインドを身に付けてもらいたいが、業務が忙しくて学習が進まない」「期待していたDX人材が思うように活躍できていない」など、お悩みの企業さまがいらっしゃいましたら、無料トライアルからぜひお試しください。

「DXpass」無料トライアルはこちら

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この記事のまとめ

  • 今、時代は予測不可能な時代から不確実な時代に移り変わっているため、改善を繰り返しながら進めるアジャイル開発の利用がおすすめ
  • デジタル人材の育成を進めるためには、ノーコードツールの活用やそれに伴うリスキリング、情報共有の推進などで行える
  • RPAテクノロジーズでは「ITヒューマンスキル」に着目し、DX人材育成支援サービス「DXpass」を開発

セミナー完全版につきましては、ぜひ下記からオンデマンド配信をお申し込みください。より詳細な説明に加えて、質疑応答などもご視聴いただけます。

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また、今後もWebセミナーやすでに実施したセミナーのアーカイブ配信もご用意しております。ご不明点やRPAについてご相談がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

Webセミナー一覧:https://rpa-technologies.com/seminar/

お問い合わせ:https://rpa-technologies.com/inquiry/contact/



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