BizRobo! ブログRPA関連のお役立ち情報をお届けします
デジタル化や業務自動化を推進する際に大切なのが「それぞれの業務とプロセスにどのような課題があり、どう改善するか」を可視化し、見極めていくことです。そして、その時に便利なのがタスクマイニングツールです。従業員やスタッフのPCをモニタし、生産性を組織や個人ごとに数値化し、表示させることができます。
本ブログでは、先日開催したセミナーのレポートを通じて、タスクマイニングツール「CONTROLIO」とRPAツール「BizRobo!」の連携活用方法をご紹介しますので、ぜひご一読ください。
ライター紹介:
- 長澤 史佳(ながさわ ふみか)
- 大学在学中に「ハフポスト日本版」と「Forbes JAPAN」にて記事執筆・編集・翻訳などを経験後、新卒で株式会社PR TIMESに入社し、PRプランナーとして化粧品メーカーや食品メーカーを担当。2022年よりRPAテクノロジーズ株式会社に入社し、コンテンツ企画や広報を手掛ける。
タスクマイニングとは?
タスクマイニングとは、様々な業務に従事するスタッフの個々のPC操作を収集し、閲覧することができます。「アプリの起動時間」「立ち上げ時間に対するキー操作の割合」「ファイル操作」「コピペの回数」など、詳細なデータを分析することにより、業務上の課題・問題点をタスクレベルで発見する分析手法です。
従来の「業務の可視化」および「業務改善」のアプローチは、ヒアリングによるコンサルティングが主流でした。しかし、タスクマイニングでの事実ベースのデータとヒアリングを組み合わせたハイブリッド分析では、より正確で効果につながる施策を実施することができます。
タスクマイニングツールの分析機能
タスクマイニングツール「CONTROLIO」で分析できる機能の一部抜粋してご紹介します。
- ・生産性
- 部門・個人の粒度を変更しながら、各従業員の生産性・PC活動量を把握できます
- ・アクティビティ
- アプリケーションとウェブサイトのアクティビティが、カテゴリおよび生産性レベルに分類され、組織内でどのアクティビティに時間が割かれているのか一目瞭然です
- ・勤務状況
- 従業員の1日のアクティビティを確認し、業務時間内の生産性を測定することができます
- ・スナップショット
- 従業員のPC作業内容を5分おきのスクリーンショットおよび画面収録動画にて把握できます
- ・ファイル
- ファイルの作成、削除、名前変更、移動、複製、外部ディスクとのファイル移管状況を把握できます
RPAとは?
RPAとは「ロボティック・プロセス・オートメーション」の頭文字を取った言葉で、人間と同じようにオフィスワークに適用し、まるで人員を増やしたような効果が得られることから、別名「デジタルレイバー(仮想知的労働者)」とも呼ばれています。
私たち人間は日々の仕事の中で、資料作成・データ分析・メール返信など、多岐に渡る業務を行っています。その中でも、毎日決まったルーティンを繰り返す仕事(定型作業)はデジタルレイバーの得意分野です。
人間の場合、どうしてもミスが避けられなかったり、やむを得ず仕事をお休みしたりすることがあります。一方で、ロボットは24時間365日働き続けることができ、体調を崩すこともなければ、自ら退職することもありません。
https://rpa-technologies.com/inquiry/catalog/?p=rpa
RPAツール「BizRobo!」について
RPAテクノロジーズ株式会社が提供する「BizRobo!」は、RPAをコア技術とし、私たちが日々行っているパソコン上での作業を効率化してくれるソフトウェアのロボットです。人間が行っている業務をロボットに任せることで、人的ミスを防ぎ、慢性的な人手不足を解決へと導いていきます。
BizRobo! 5つの特徴
- ① 10年以上の実績
- RPAテクノロジーズは、国内で10年以上の開発・運用実績とノウハウがあるRPA先駆者。国内最大級のRPAイベントの開催やメディアへの寄稿も行っています。
- ② ノンITでも使える
- 直感的に操作できる画面でスムーズに開発できます。必要な知識をサポートするためのeラーニングやセミナーなどは追加料金なしで受講可能です。
- ③ 充実したサポート体制
- 専任のカスタマーサポートチームによる伴走型支援を提供しています。また、トライアルから導入後3カ月まで、チャットを使った無償サポート付き。
- ④ 幅広いラインナップ
- スモールスタート向けのデスクトップ型(BizRobo! mini)や大規模展開に最適なサーバ型(BizRobo! Basic / BizRobo! Lite)など、豊富なラインナップでニーズに合った製品をご提案します。RPAを拡大したい場合にも、シームレスに移行が可能です。
- ⑤ 多様な機能
- あらゆる画面でのコントロールを可能にする機械学習による画面解析機能やパソコンを占領されずに実行できるバックグラウンド処理など、機能が充実しています。
CONTROLIOを活用したRPA推進
ここまで紹介したタスクマイニングツール「CONTROLIO」とRPAツール「BizRobo!」を連携することで、さらに業務改善を推進することができます。分析のプロセスごとに紹介していきます。
- ① 業務可視化 – CONTROLIO
- 現状を見える化するために、個人・チームごとにタスク(アプリケーション・ファイル・キー操作など)を定量的・網羅的に可視化します。その上で、改善効果の多い部署やチームを発見します。
- ② 課題抽出・自動化業務の選定 – CONTROLIO
- タスクマイニング分析により、課題抽出・自動化業務の選定を行い、DX施策計画を立てます。
- ③ RPA開発 – CONTROLIO × BizRobo!
- CONTROLIO(デスクトップ動画)を活用し、RPAの仕様確認や構築を行います。
- ④ 効果測定 – CONTROLIO
- 改善実施後は、再度タスクマイニング分析を実施することで改善効果を定量的に判断します。
- ⑤ 継続検証 – CONTROLIO × BizRobo!
- 効果検証過程にて課題が発見された場合は、再度改善を実行し、PDCAサイクルを回していきます。
セミナー完全版につきましては、ぜひ下記からオンデマンド配信をお申し込みください。より詳細な説明に加えて、質疑応答などもご視聴いただけます。
また、今後もWebセミナーやすでに実施したセミナーのアーカイブ配信もご用意しております。ご不明点やRPAについてご相談がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
Webセミナー一覧:https://rpa-technologies.com/seminar/