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【セミナーレポート】シニア世代のエンジニアが語る、年2,000時間の業務削減に成功した秘訣とは?

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多くの企業で働き方改革やDXが進められていますが、「必要性はわかっていても人員を割けない」「成功イメージが持てていない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

本ブログでは、先日開催したセミナーのレポートを通じて、69歳にして現役でRPAを活用する株式会社東海通信資材サービス 金井さまの事例を対談形式でご紹介いたします。シニア世代が取り組むRPA活用成功の秘訣や年2,000時間以上の業務削減を実現した対象業務などをお伝えしますので、ぜひご一読ください。

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ライター紹介:

長澤 史佳(ながさわ ふみか)
大学在学中に「ハフポスト日本版」と「Forbes JAPAN」にて記事執筆・編集・翻訳などを経験後、新卒で株式会社PR TIMESに入社し、PRプランナーとして化粧品メーカーや食品メーカーを担当。2022年よりRPAテクノロジーズ株式会社に入社し、コンテンツ企画や広報を手掛ける。

登壇者紹介

金井 吉弘氏

株式会社東海通信資材サービス
 企画総務部
 金井 吉弘 氏

東海通信資材サービスは愛知県に本社を構え、輸送事業と倉庫事業を行っている。2022年に50周年を迎えた。金井さまは東海通信資材サービスのRPA担当。

能川 昌久氏

株式会社シイエム・シイ
 執行役員 DX商材統括部 部長
 能川 昌久 氏

シイエム・シイは、テクノロジー・技術情報などに強みを持つマーケティング会社。東海通信資材サービスのRPA導入支援を担当した。

浅野 正太郎氏

RPAテクノロジーズ株式会社
 LX Division 東海エリア
 浅野 正太郎 氏

RPAテクノロジーズは、国内で10年以上の開発・運用実績がある日本のRPA先駆者。東海エリアでは、愛知県・岐阜県・三重県・静岡県を担当している。

東海通信資材サービスがRPAを導入するまで

浅野:最初、東海通信資材サービスさまにRPAをご提案する際、シイエム・シイの能川さんにご担当いただきました。何かきっかけはあったのでしょうか?

能川:ご縁があり、お問い合わせをいただいたのがちょうど2年ほど前です。すぐにご訪問し、社長と金井さまにご対応いただきました。今まで200社以上のRPA・DX導入支援を行ってきたのですが、金井さまを見て一番ご年配の方だと思ったので、ぶっちゃけどうだろうと感じていました(笑)

金井:弊社は人数も少なく、当時はRPAについても知らない状態でした。新しいツールを取り入れようとすると、稼働が必要でなかなか一歩踏み出せない。そこで、たまたま暇をしていた私にその役が回ってきました。

浅野:金井さまはRPA担当になる前、他のツール(エクセルで関数を組むなど)はどのくらい使用していましたか?

金井:少しだけ使用していましたが、RPAについてはほとんど知らなかったです。プログラミングもほぼやったことはありませんでした。急にパスが回ってきて少し戸惑うこともありましたが、興味があることには熱心になるタイプなので、携わることを決めました。

東海通信資材サービスがRPAを導入するまで

「BizRobo!」を選んだ理由

浅野:では、東海通信資材サービスさまがRPAを導入した背景を教えていただけますか。

金井:当時、会社組織の変動に伴い、業務効率化できるツールを探していました。既存の業務システムでは柔軟性が不十分で負担が大きかったのに加え、紙ベースの作業が多かったため、データを電子化したいと思っていました。

浅野:RPAのニーズがあった中でお問い合わせいただいたのですね。現在、国内外問わず多くのRPAツールがありますが、その中でなぜ「BizRobo!」を選ばれたのでしょうか?

金井:3点あるのですが、①紙の資料を電子データ化して処理したかったから ②エクセルを使用することが多いので、エクセルとの親和性 ③直感的に操作できそうだったからです。

「BizRobo!」を選んだ理由

「3分でわかるBizRobo!」資料ダウンロード

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ロボットで自動化した業務事例

浅野:セミナーをご覧いただいている方は、実際に業務効率化が実現した事例を知りたいと思っているはずです。実際の事例をご教示いただけますでしょうか?

金井:今やっていることのひとつが、倉庫内の入荷作業です。従来は、入荷商品を既存のアプリケーションから入荷予定表として毎日印刷して使っていました。作業効率が良くなかったため、現在は既存アプリケーションから抽出した電子データをエクセルに移行し、それを入荷予定表として使用しています。現場の作業に即した準備が可能となり、業務効率化が実現しました。

金井:また、入荷前の段階では帳票を作成する必要があったため、毎日早朝に担当者が出勤し、データ抽出・入力を行っていました。この作業をロボットに移行したことで早朝出勤から解放され、それまでかけていたリソースも創出されました。

浅野:ありがとうございます。ちなみに今教えていただいた業務を自動化したことで、どのくらいの業務削減が実現したのでしょうか…?

金井:年間572時間です。1日1時間以上になりますね。

ロボットで自動化した業務事例

RPA活用を成功に導く秘訣

浅野:他の自動化業務も含めると年2,000時間の業務削減を実現されていますが、成功した秘訣はどこにあると思われますか?

金井:成功の秘訣は3点あると感じています。まずは、とにかく一歩踏み出すことです。

能川:一歩踏み出すために、かなり背中をおさせていただきましたね(笑)

金井:ロボットを作るまではすごく大変でしたが、いったん覚えてしまえばその後はスムーズに進めることができました。背中をおしてくれる方が横にいたのも大きいですね(笑)

能川:最初に「まずはロボットをひとつ作ってみましょう」とお伝えし、その後は「ロボットを3体作ってみましょう」とお伝えしました。難しいのですが、3体作ることができると自信がついてくるのです。

金井:それでも、ロボットを作る際は社内に知っている人間が誰もいなかったので難しかったです。ひとりでどうしようと思った時は「BizRobo! eラーニング」を積極的に活用しました。また、開発段階では「BizRobo! ナレッジベース」を参考にし、ロボット開発を進めていきました。

RPA活用を成功に導く秘訣

「BizRobo! PORTAL」はこちらから(要ログイン)

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金井:最後に、簡単なロボットでもいいので成功させることも大切だと思います。面倒で時間がかかる作業があったので、最初に取り掛かってみて、結果的に308時間もの業務削減をすることができました。とりあえず、簡単で小さくてもいいので成功事例を作るよう意識していました。

浅野:簡単なわりに、かなりの業務削減になりましたね…!リテラシーや周りを巻き込む力も大切ですが、小さな成功体験を積み重ねて自信をつけていくことは大切ですよね。

金井:そうですよね。実は今、後継者として3名ほどロボット開発を学んでいます。今後の理想としては、それぞれの業務担当者が自分でロボットにまかせたい業務を抽出し、開発できるようになること。そうすることで、会社としてもさらに成長できると感じています。

この記事のまとめ

  • プログラミング未経験のシニア世代エンジニアでも、まずは一歩を踏み出すことでRPA活用することができる
  • 「BizRobo!」はeラーニングやナレッジベースなどのサポートコンテンツも豊富。活用することが成功へと近付くカギ

セミナー完全版につきましては、ぜひ下記からオンデマンド配信をお申し込みください。より詳細な説明に加えて、質疑応答などもご視聴いただけます。

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また、今後もWebセミナーやすでに実施したセミナーのアーカイブ配信もご用意しております。ご不明点やRPAについてご相談がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

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