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RPAで物流DXを加速!成功の秘訣と導入事例を徹底紹介

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物流業界は、今まさに変革期を迎えています。長年積み重なってきた人手不足、コスト増加、そして煩雑な業務といった課題は、EC市場の拡大や「2024年問題」によって、より一層深刻化しています。

本記事では、具体的な業務効率化の事例から、導入を成功させるためのポイントを紹介。あなたの会社の物流DX推進に役立つ情報が満載です。ぜひご覧ください。

物流業界の課題とは?人手不足・コスト増加・業務負担の現状

人手不足

人材不足は物流業界において深刻な問題となっており、1995年から2015年の20年間で21.3万人もの労働力が減少しました。さらに、2015年から2030年の間には、24.8万人の減少が見込まれています。

(※1)

この人手不足に加え、労働時間規制の強化による「2024年問題」も大きな懸念材料です。

労働時間規制等により輸送能力が不足する問題を「2024年問題」といいます。残業時間や拘束時間の規制によって、これまで1日または1人で対応できていた輸送業務が、場合によっては2日または2人での対応を余儀なくされる可能性があります。(※1)

ECの発展による需要増加

EC市場は著しい成長を続けており、2023年のEC市場規模は消費者向けと企業間取引の双方において前年比で増加しました。これに伴い、宅配便の取扱実績も増加の一途を辿り、2022年度には約50億個となり、過去5年間で23.1%もの増加を記録しています。このように需要が拡大する中で、労働力不足はより深刻な問題として顕在化しています。

(※2)

DX化が進んでいない

物流業界におけるDXの推進は遅れているのが現状です。2021年3月に総務省が発表した資料によると、運輸業・輸送業においてDXに取り組んでいる企業の割合はわずか16.9%に過ぎず、83.1%がまだ実施していないという結果が出ています。これは、医療福祉業、宿泊・飲食サービス業に次いで3番目に低い実施率であり、物流業界におけるDX推進の遅れが明確に示されています。

(※3)

物流×DXで課題を解決!活用できる業務を紹介!

具体的にどのような業務が効率化できるのか、業務例を紹介します。

【運送編】労務管理

導入したシステム:労務管理システム

課題効果
・労働時間に関して人手で管理していたため人的ミスが発生
・改善基準告示内容を自己管理しており、遵守に個人差があった
・改善基準告示を会社レベルで遵守できるように
・リアルタイムでの指示が可能になり、運行管理者の労働時間が削減された

(※4)

【運送編】配車計画

導入したシステム:配車計画サービス、動態管理サービス

課題効果
・運転日報を紙で管理していた
・長距離ドライバーとの運転計画は電話で行うため、リアルタイムで行えない
・紙の運転日報と請求書の整合性確認に2~3日かかっていた
・データ統合により実績突合作業が2~3時間に短縮
・的確な配車計画が可能に

(※4)

【倉庫編】接車受付作業

導入したシステム:トラック予約システム

課題効果
・早い順番を確保しようと物流センターに営業前から並び、待機時間が発生
・待機時間2時間以上が70%以上だった
・事前予約制にすることで待機時間を削減
・待機時間1時間がほぼ100%に

(※4)

【倉庫編】属人的な出荷作業

導入したシステム:RPA

課題効果
・7時までにピッキングリストを作成する必要があり、6時前には出社していた
・受注数が増えると出勤時間が早くなり、労働時間が増加
・RPAを活用したことにより、ピッキングリストの作成工数が削減出社時間が改善され、時間外労働が削減

(※4)

物流DXはRPAから

物流DXは規模の大きいものから小さいものまで様々です。しかし、いきなり大規模なDXを進めようとしてもうまくはいきません。そのため、まずはRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)から始めることをおすすめします。RPAは、パソコン上での繰り返し行う定型的な作業を自動実行する技術です。RPAなら身近な作業から効率化することができます。

RPAのようなスモールスタートのメリットは以下の通りです。

・導入のハードルが低い
プログラミングの専門知識がなくても、比較的容易に導入・運用が可能です。

・現場主導で改善を進めやすい
現場の担当者が自らRPAを開発・運用することで、より実情に合った効率化が実現できます。

・効果を実感しやすい
目に見える形で業務効率化の効果が現れるため、DX推進へのモチベーション維持に繋がります。

・段階的な導入が可能
まずは一部の業務から試験的に導入し、効果を確認しながら徐々に適用範囲を拡大していくことができます。

このようにRPAはリスクを抑えながら、着実に物流DXを進めていくための第一歩として最適な選択肢と言えるでしょう。

物流業界のRPA導入事例|成功企業の活用方法を紹介

物流業界のRPA導入事例を紹介します。

松浦通運株式会社

玄界灘に面した佐賀県北部の唐津市に本社を置く松浦通運株式会社は、この地域で最大規模の運送業者です。

自社とグループ会社で手がけるトラック輸送をはじめ、唐津港での港湾荷役や倉庫・通関業などの総合物流サービスを展開している、社員数およそ280人の企業です。

自社で主体的に取り組める業務改善手法としてRPAに着目し、BizRobo!を導入。

現在は画像解析AIのデータ転送をはじめ、およそ10業務で15体のロボットが動いています。

プログラミング未経験の若手社員が大半を開発した同社のソフトウェアロボットは現在、フルタイム従業員1人分にあたる年間約1,900時間相当の作業を自動実行し、現場社員の負担を軽減しました。

鴻池運輸株式会社

物流企業として140年余の歴史を持つ鴻池運輸株式会社は、業界で深刻化している人手不足を受けた生産性向上策として、紙帳票などをデジタルデータ化するAI-OCR>と、データの定型的な処理をソフトウエアに委ねるRPAに着目しました。

目視による確認作業が運用上の負担となるAI-OCR以外の手法を検討した結果、自社グループが開発した新サービス「デジパス」の採用を決めました。

デジパスとは、帳票類のスキャン画像をもとに、デジタルデータを最短120分で納品するサービスです。

デジパスの導入により、1日およそ100枚行っていた納品書のデータ入力と確認作業は不要となり、最大2時間の余力が創出されました。

物流業界でRPAを成功させるには?導入のポイントを紹介

ポイント

RPAの導入ポイントは3つあります。導入を成功させるために3つのポイントをしっかりおさえましょう。

・現在の業務の洗い出し
最初に業務の洗い出しをすることが重要です。業務を可視化し、課題を見つけることでRPA化する業務の選定がスムーズに進みます。

・業務の選定
RPAは定型作業そして反復する作業を得意としています。RPAが得意な業務をしっかりと理解し、業務の選定を行いましょう。

・スモールスタートする
最初から多くの業務をRPA化しようとしてもうまくいきません。まずは業務の一部をRPA化し、少しずつ幅を広げていきましょう。

物流業界のRPAならBizRobo!がおすすめ!

物流業界でRPAを活用するならBizRobo!がおすすめです。BizRobo!は充実したサポート体制が整っています。専任のカスタマーサポートチームによる伴走型支援やeラーニングも提供しています。直感的に操作できる画面でノンITでも開発できることも特徴です。

BizRobo!ならスモールスタートできる

BizRobo!には、「BizRobo! Basic」「BizRobo! Lite」「BizRobo! mini」の3種類の製品があります。その中の「BizRobo! mini」ならスモールスタートすることが可能です。

「RPAを使ってみたいけど、効果が出るかわからない」「RPAを始めたいけど、うまくいかなかったらどうしよう」と不安がある人におすすめです。

スモールスタートからはじめて、社内展開することもできます。

デジパスで書類をデータ化

物流業界ではまだまだ紙の帳票が使われています。紙書類は業務効率化における大きな壁です。OCRの文字認識も完璧ではないため、結局人が確認しなくてはいけません。

そこで、「デジパス」がおすすめです。

デジパスは紙帳票をスキャンするだけで、最短2時間でデジタル化されたデータが届きます。手書きの文字や書式のブレも関係なく、AI-OCRとオペレーターのチェックにより高品質なデータ化が可能です。

また、デジパスとRPAを合わせて活用するとより業務効率化が進みます。詳細は導入事例をご覧ください。

まとめ

BizRobo!_LP

物流業界が抱える課題解決の糸口となり、未来を拓く鍵となる物流DX。その第一歩として、RPAは非常に有効な手段です。

今回ご紹介した物流業界におけるRPAの導入事例や、導入を成功させるための重要なポイントを参考に、まずは身近な業務からRPAを試験的に導入し、その効果を実際に体験してみてください。そして、その成功体験を足掛かりに、より本格的なDXへと歩みを進めていきましょう。

【参考】

※1 「検討の背景②物流を取り巻く現状と課題」を加工し作成
※2 「令和5年度電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました」を加工し作成
※3 「令和3年情報通信白書のポイント」を加工し作成
※4 「中小物流事業者のための物流業務のデジタル化の手引き」を加工し作成



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