2024年6月、RPAテクノロジーズ株式会社は、会社統合の上、オープン株式会社へ社名を変更予定です。
 
 
 

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さらなる“スケール”に向けて奮闘中! 「BizRobo!CAMP!!福岡」を開催

BizRobo!CAMP!!福岡
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さらなるRPA推進するために必要なものは何か

RPAテクノロジーズ玉岡です。2019年11月15日(金)に、「BizRobo!CAMP!!福岡」を開催しました。

今回のCAMP!!は、「さらなるRPA推進するために必要なものは何か」について

“知恵”を発信/交換する場として、非常に内容の濃いイベントとなりました。

【ライトニングトーク1】
ロボットとの“協働”が生み出す効果で、改革推進中

西部ガス情報システム株式会社の西山様

1人目の登壇は、ロボットとの“協働”を第一に、小さな成功を積み重ね、大きな効果を生み出している

西部ガス情報システム株式会社 経営企画部 経理グループ 西山様。

同社における、BizRobo!の導入から現在に至るまでの軌跡とともに、ロボットとの“協働”で得られる効果について、西山様ご自身の実体験を交えながら、お話しいただきました。

BizRobo!導入当初、RPAワーキングを発足させ、期限付きの検討・試験運用期間を経て、

BizRobo!を実業務へ適用している同社。

実際稼働しているロボットである『メロン1号、2号、3号・・・“メロンファミリー”』と、

彼・彼女らに必要データを提供するツール『“ロール”ちゃん』を組み合わせ、経理業務を中心に業務効率・自動化を実現。(ちなみに、名前がメロンちゃんの理由も、非常に面白いものでした)

そんな“メロン”ちゃんも、技術的な試行錯誤はもちろんのこと、

「ロボットが入力するより、私(人)が入力したほうが信頼(安心)できる」

「経理は“仕分入力が基本でしょう!”仕分入力をしない経理マンなどありえない」といった

RPA導入当初に、よくある!?ロボットへの拒否反応を乗り越えて、今に至っています。

同社がここまで効果を出している理由として、

「人間がする作業とロボット(メロンちゃん)に任せる作業を見極める」ことを前提としているから。

例えば、100の仕事があり、それを人間3人で実施した場合、30、30、40と負担しているとする。

これをRPA適用した場合、人間の負担量をそれぞれ10ずつ、ロボット(メロンちゃん)に任せる。

※上図の右上を参照

ここでのポイントは、100の仕事を、すべて、または、大部分をロボットに任せるのではなく、

少しずつを積み重ねる形でロボットに任せる』、ということ。

BizRobo!で効果を出しているユーザーの多くは、この『少しずつを積み重ねる』を実践しています。

例えば、100体のロボットが稼働しているとして、そのうち年間100時間以下の削減効果があるロボットが80体(8割)、というように、大きな削減効果を狙わずに、小さな削減効果を積み重ね、大きな効果を出すという考え方で、RPAを推進しています。

確かに、気持ち的には、1体で大きな効果を出したいと、思ってしまいがちですが、

BizRobo!においては『急がば回れ』が大切です。

それを西山様はじめ、同社が体現していることはとても素晴らしく、

是非、誰もが参考にしてほしいと思う登壇でした。

【ライトニングトーク2】
~さらなるBizRobo!可能性の探求者~

西部ガス情報システム株式会社の平山様

2人目の登壇は、BizRobo!の機能を試行錯誤し、さらなるBizRobo!の可能性を探求し続けている、西部ガス情報システム株式会社 システム2部 営業システムグループ 平山様。

実際、同社で稼働しているロボットのステップや、インプット/アウトプットファイルの実物を見せて頂きながら、

ロボットの造りはもちろんのこと、工夫点について、お話しいただきました。

これまでのBizRobo!CAMP!!では、主に推進・管理面といった内容中心の登壇が多かった中、

技術面にスポットをあて、実際のロボット適用業務を説明しながら、自身の経験をもとに、ロボット作成の注意点、小ネタを惜しみなく教えてくれました。

平山様は、BizRobo!を最大限に活用するために、ロボットのステップを工夫するのはもちろんのこと、

ロボットが働きやすい(取り込みやすい、ステップをシンプルにする)よう、インプットファイルを変更しています。

人が作業する際は、多少、インプットファイルが定型化(ルール化、フォーマット化)されていなくても、

頭の中で、それを理解・把握し、作業を実施しています(1)

一方、ロボットは、あくまで作業を「代替」するだけであり、判断できません。(2)

ただ、この「代替」を、現状の業務そのまま「代替」させると、(1)の理由により、RPA化をあきらめてしまう、もしくは効果が限定されてしまいます。

そこで、平山様が実施したように、人の「知恵」を使って、「代替」方法を考えてあげる。要は、ロボットに手を差し伸べる、お膳立てしてあげる、発想が必要になってきます。

平山様の場合は、先述の通り、インプットファイルの形式を変更(ヘッダー追加など)しているのですが、

それが他部署の方に依頼しての変更ということも、素晴らしいところ。

RPAを進めるにあたって、いかに周囲に協力を得るか、これが可能な環境を企業として醸成できるか、RPAをより推進していくために必要な観点です。

平山様はじめ、西部ガス情報システム株式会社様のさらなるRPAによる“改革”が楽しみになるような

ご登壇でした。

パネルディスカッション/グル-プディスカッション

パネルディスカッションでは、登壇いただいた2名の方に引き続きご協力いただきました。

モデレーターをユーザーである、エコー電子工業株式会社 古川様に実施して頂きました。

古川様は、BizRobo!のエバンジェリスト(※)として、福岡中心にご活躍されています。

その経験はもちろんのこと、古川様ご自身のお人柄のおかげさまで、質問に対する答えだけでなく、

積極的な参加者からの発言もあり、内容の濃い、かつ参加者全員にとって、

満足度が高い時間となりました。古川様、ご協力ありがとうござました。

※2019年9月17日に行われました「BizRobo! Family Awards2019」にて
BizRobo!エバンジェリストとして表彰されました

https://rpa-technologies.com/news/information/2278/

グループディスカッション

RPA推進するための“7ルール”を考えよ」というテーマでディスカッションしてもらいました。

参加者の皆様から

「普段できていない推進についてのディスカッションできて、たくさんのアイデアが生まれました!」

「さっそく、ディスカッションの結果を、明日から実践してみようと思います!」

など明日に“繋がる”、グループディスカッションとなりました。

最後に

BizRobo!CAMP!!も今回で、10回目となりました。

弊社とユーザーのみならず、ユーザー同士が“繋がり”、有機的な“場”となっていることは、非常に嬉しく思っております。これもひとえに、皆様のおかげです。

今後とも、皆様とお会いできること、“繋がり”を持てること、楽しみにしております。

是非、一緒に、RPA推進のみならず、企業成長に向けての“正解”を創っていきたいと思っております。

よろしくお願いします。