導入背景
感動を生む医療を提供するには、「働く側の環境整備」が重要!

石賀院長は、患者やご家族が感動するくらいに質の高い医療サービスの提供を実現させるためには、働く側の生活環境の充実も大切だといいます。「医師やスタッフが過重労働で疲弊していては、質の高いサービスを提供し続けることはできません」(石賀氏)
そこで、同院は「働き方改革」の流れに先行して労働環境の整備に注力。早期から電子カルテをはじめとしたソリューションを導入するなど、デジタル化の推進を図りながら、その一環として、RPAも導入されました。
その結果、医師の定時終業や有休の消化率100%を早期に実現。昨年度はスタッフの辞職者が、独立開業した人を除いてゼロという素晴らしい実績を残しています。
BizRobo!を選んだ理由
スタッフが専門業務に集中できる「伴走型のサポート」を期待!

2022年、日本在宅医療連合学会大会のシンポジウムでオリーブ在宅クリニック(愛知県)でのBizRobo!導入事例が発表されました。その発表を見た中村事務長は、DX化ソリューションとしてのRPAに強い興味を持ちます。その後、展示会でBizRobo!の紹介を受けて、デモ導入を決定。試験運用を経て、2023年に本採用に至りました。
BizRobo!が選定された理由の1つ目は、前述のオリーブ在宅クリニックで、自院と同じ電子カルテシステムの「セコムOWEL」が導入されており、自院にもロボットを転用できそうな目処が立ったこと。2つ目はサポート体制の手厚さです。
「運用のスピード感を重要視したことや、各スタッフには自身の業務に集中してもらいたいという想いから、開発や保守はおまかせすることが大前提でした。BizRobo!は東海エリアにも開発会社の拠点があり、導入からその後まで伴走してくれる体制が整っていたことが大きな決め手になりました」(中村氏)
対象業務と導入効果
速さと正確さが求められる「請求書発行」の手間が1/6に削減!
毎月1,000名にものぼる在宅患者の診療をおこなう同院ではバックオフィス業務をロボットがサポートしています。そのうちの一つが「請求書作成ロボット」です。毎月約1,000件の請求書を発行しますが、特に施設の顧客からは非常にタイトな期日で請求書の発行が求められます。
短期間でミスなく請求書を発行しなければならないことから、事務スタッフの残業も増え、精神的な負担も多い作業となっていました。しかし、ロボット導入後は、作業時間が6分の1程度に減り、時間に追われるストレスも残業もなくなりました。

同院ではこの他に「訪問看護指示書の作成ロボット」もスタッフの業務負担の削減に大きく寄与しています。毎月約500名分の訪問看護指示書が必要となるため、ロボットの導入前は、その作成業務はスタッフの大きな負担になっており、作成日付の書き換えミスなどが発生することもありました。しかし、ロボット導入により、訪問看護指示書作成の大半が自動化され、スタッフがおこなうのは主にチェック作業になりました。その結果、以前は月間で50時間ほどかかっていた作業時間が、5分の1の10時間ほどに削減されました。