2024年6月、RPAテクノロジーズ株式会社は、会社統合の上、オープン株式会社へ社名を変更予定です。
 
 
 

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ファンケルがBizRobo!導入で年間6,700時間の余力を創出

~開発スキルの教育からロボット実装まで現場主体の内製化を実現~

RPA ホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:高橋 知道)の子会社で、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)/Digital Labor(仮想知的労働者)のベーステクノロジーを提供するRPAテクノロジーズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 執行役員社長:大角 暢之、以下「RPAテクノロジーズ」)は、株式会社ファンケル(所在地:神奈川県横浜市、代表取締役 社長執行役員 CEO:島田 和幸、以下「ファンケル」)が「BizRobo!」の活用により年間6,700時間の余力を創出、人が介在する定型業務の減少という課題解決に貢献したことをお知らせします。

ファンケル/BizRobo!導入事例記事:https://rpa-technologies.com/case/case081/

BizRobo!導入に至った経緯

無添加化粧品や健康食品の製造・販売を手掛けるファンケルでは、「人が介在する定型作業を減らしたい」と販売管理部門から相談を受け、情報システム部門がRPAの導入検討を始めました。3製品を比較するなかで、業務知識を持つ現場担当者がロボット開発を行う体制を築きたいとの狙いもあり、

  1. PC知識のレベルを問わず使いこなせる操作性とサポート体制
  2. 社内各所での運用を一元的に統制できる管理機能
  3. 開発者が増えても維持費用を抑えられるライセンス体系

の3点が他社製品よりも優れていると判断し、RPAテクノロジーズが提供するサーバ型ツール「BizRobo! Basic」を2019年12月に採用しました。

RPAの運用にあたっては、ロボット開発を導入部署の社員とBizRobo!パートナーである株式会社ヴィンクスが共同で担い、不具合対応などの保守運用では情報システム部が支援。社員研修を通じたRPA活用部署の拡大を、社内教育機関であるファンケル大学が行っています。

■製造・流通・販売の23部門、約200体のロボットを活用

ファンケルでは23部門/約200体のロボットが稼働中で、流通部門においては取引先である卸・小売各社のWebサイトから売上データを抽出・集計した後に、自社システムへの登録、商品別実績表の作成、これらの処理結果のメールで通知までを土日・祝日を含めて毎日自動実行しています。
他にも200店舗分の商品予約データ集計と伝票作成、複数システム間で必要となるデータ連携など、製造・流通・販売の各段階でBizRobo!が業務効率化に貢献しています。各部署の実務に通じた現場担当者を主体とする社内開発により、ファンケルが創出した人的リソースは年間およそ6,700時間相当。全社的な定量効果のほか、RPA導入によって現場の社員が実感しているメリットも少なくなく、勤務時間中の作業負担が軽減したことにより「ルーティンワークに取られていた時間を別の業務に充てられるようになった」という反響も得られています。

予約データから全店舗ごとのExcelデータを作成する業務

■今後は教育の自走化、部署横断型のRPA活用も視野に

ファンケルはBizRobo! Basic導入から2年半あまりで、RPAに対する理解がグループ全体に浸透しています。実際に開発・運用を手がけている導入部署では、技術面で社外や部外の支援が不要となるケースも徐々に増加し、業務知識をフル活用した自律的なデジタル活用の体制が確立しつつある状況です。同僚への教育を担えるレベルに達している社員もおり、今後は部署横断型のRPAソリューションも構築していきたいと展望を描いています。
またRPA研修を手掛けるファンケル大学では、企業理念である『“正義感を持って世の中の「不」を解消しよう”の実現に向けて「余白」を作り出すことが必要』というトップから全社員へのメッセージに基づいて教育を進め、社内開発者の育成はもとより、自身の業務を整理して最適な効率化の手段を検討するスキルが定着していることに手ごたえを感じています。

RPAテクノロジーズは労働力不足や長時間労働といった課題を抱える製造、卸・小売業界において、業務のデジタル化によって効率化・省力化を推進し、人にしかできない創造的な仕事に注力できる環境を整備することで、課題解決および事業変革の実現(LX)を支援したいと考えています。今後もヴィンクス社をはじめとする業界に精通したパートナー企業とともに、業務の棚卸や社内開発者の実現、RPAの全社展開まで、各企業のニーズに寄り添ったサポートを行っていく所存です。

※ LXとは:https://rpa-technologies.com/insights/about-lx/

■「BizRobo!」について

「BizRobo!」は、ホワイトカラーの生産性を革新する、ソフトウェアロボットの導入・運用を支援するデジタルレイバープラットフォームです。「ロボット」と「IT」によって、ホワイトカラーをルーティンワークから解放し、企業を始め社会全体の生産性向上を図り、未来の働き方を変えていきます。

詳細につきましては製品ページ: https://rpa-technologies.com/products をご覧ください。

主要製品ラインナップ

・BizRobo! Basic   : https://rpa-technologies.com/bizrobobasic

・BizRobo! Lite     : https://rpa-technologies.com/lite

・BizRobo! mini   : https://rpa-technologies.com/bizrobomini

【会社概要】

■RPAテクノロジーズ株式会社 (https://rpa-technologies.com)

  • 本社所在地:東京都港区虎ノ門1-23-1 虎ノ門ヒルズ森タワー8F
  • 設立   :2013年7月
          クライアント企業の新規事業に対する投資及びコンサルティングサービスを手掛ける
          オープンアソシエイツ株式会社(現:RPAホールディングス株式会社、コード番号6572東証プライム)
          より、会社分割により100%子会社として設立
  • 代表者  :代表取締役 執行役員社長 大角 暢之
  • 資本金  :3,000万円
  • 事業内容 :RPA、AIを活用した情報処理サービス業 、コンサルタント業務
          BizRobo!を活用した新規事業開発・推進

株式会社ファンケル(https://www.fancl.co.jp/)

  • 本社所在地:神奈川県横浜市中区山下町89-1
  • 設立   :1981年8月18日
  • 代表者  :代表取締役 社長執行役員 CEO 島田 和幸
  • 資本金  :10,795百万円
  • 事業内容 :化粧品・健康食品の研究開発、製造および販売

株式会社ヴィンクス (https://www.vinx.co.jp/) 

  • 本社所在地:大阪府大阪市北区堂島浜2-2-8 東洋紡ビル
  • 設立   :1991年2月20日
  • 代表者  :代表取締役 社長執行役員 今城 浩一
  • 資本金  :5億9,603万円
  • 事業内容 :流通・サービス業におけるシステム開発業務(ソリューション事業)および運用業務(アウトソーシング事業)、
          および流通・サービス業における経験、技術、ノウハウをのパッケージソフトウェア開発事業(プロダクト事業)等