BizRobo! Lite

社会医療法人財団董仙会恵寿総合病院

130体を超えるロボットが
多忙な病院の医療を支える

1934年の開院から90年以上の歴史を持つ恵寿総合病院は、2021年からBizRobo!を導入するなど、いち早く「医療DX」に取り組んできました。導入の初年度から業務効率化を推進し年間9,000時間もの業務時間削減を達成。その後も生産性向上やタスクシフトによる業務負担軽減を実現し、「日本一働きやすい病院アワード2024」で大賞の栄誉にも輝いています。

同法人のある石川県七尾市は、2024年の能登半島地震で大きな被害を受けました。しばらくは通常医療に加えて災害医療、被災の復旧作業と、それまでの日常業務の3倍量に匹敵する業務を強いられました。その際にも、ロボットが動き続けて診療を支えました。今回は同法人で稼働している130体を超えるロボットの中から代表的な活用事例をご紹介します。

導入背景人口減少が進む地方の病院に「医療DX」は不可欠!

社会医療法人財団董仙会恵寿総合病院

2010年代から「人手不足」が同法人の大きな経営課題となってきました。能登半島エリアにおける人口減少が顕著になりはじめたからです。神野理事長は、女性や高齢者の雇用を推進するなどの対策を打ちましたが、その効果もやがて頭打ちになっていきました。そこで、医療の質を維持・向上させるための次の一手として、DXによる業務効率化やタスクシフト・シェアで生産性を高めることを目指しました。

2020年に入職した、MBAホルダーでもある神野正隆理事長補佐の協力も得て、法人内のデジタル化として、2021年にBizRobo!を導入。あわせて、法人内固定電話とPHSを廃止してモバイル電子カルテ搭載の業務用iPhoneを導入するなど、積極的にDXを進めてきました。

BizRobo!を
選んだ理由
400~500床の病院での「導入実績」や「伴走支援」が決め手に!

社会医療法人財団董仙会恵寿総合病院

神野理事長がRPAの存在を知ったのは、2021年の初頭。当時、副会長を務めていた全日本病院協会のスタッフからの紹介でした。興味を持った神野理事長は、複数のベンダーに声をかけ協会主催によるRPAセミナーを開催。そこでRPAを活用している病院の事例を知り感心します。

「人材不足の課題解決のために外注の活用は以前から考えていました。しかし、セミナーにより、ロボットに働いてもらっている実際の例をいくつも知り『これだ!』と思いました」(神野理事長)

複数のRPAソリューションの中からBizRobo!を選定したのは、恵寿総合病院と同規模(400~500床)の病院での導入実績があったことや、ベンダーの社員による伴走支援を受けられることなどが決め手になったからでした。

対象業務と
導入効果
法人内の各部門の声をもとに、年間12,000時間の業務を削減!

同法人では現在までに発熱マップや退院サマリー入力の督促など、130体以上のロボットが作成されています。開発はデータセンター・情報部門などのチームが担当。チームメンバーは、看護部やメディカルスタッフ、事務職員などで構成し、兼任でロボット開発も行っています。ロボット化の対象候補となるのは、法人内のあらゆる定型的な業務です。各部門からチームにあげられるロボット作成の申請が開発のきっかけとなります。検討を経てロボット化で効率化できると判断されると、実際に開発がスタートします。

同法人では、このほかに「退院支援計画書作成ロボ」や「画像レポート重要所見の見落としを監視するロボ」、「病床稼働率モニター表示ロボ」など、多くのロボットが稼働しています。ライセンス上、同時稼働できるロボットは4体までなので、作成されたロボットは管理台帳に登録され、必要な時に自動的に作動するよう、24時間のスケジュールが組まれています。このような体制により、同法人では直近で、年間12,000時間の業務時間削減を実現。さらに、ロボットを活用することが、業務の効率化だけでなく「医療の質の向上」や「収益の向上」にもつながっています。

社会医療法人財団董仙会恵寿総合病院

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CORPORATE PROFILE

法人名
社会医療法人財団董仙会恵寿総合病院
事業内容
総合病院
ウェブサイト
https://www.keiju.co.jp/
話を伺った方
理事長
神野 正博 氏
理事長補佐
神野 正隆 氏
データセンターDATALAB 係長
池田 征弘 氏(放射線技師)
看護部副部長
船山 真理子 氏
  • ここまでの内容に加えて下記を追加
    「今後について」
    「現場の声」
  • 印刷用PDF(フルカラー)4ページ

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