2024年6月、RPAテクノロジーズ株式会社は、会社統合の上、オープン株式会社へ社名を変更予定です。
 
 
 

 

BizRobo! Lite

株式会社リガード

開発運用の手間を減らすConnectorで、
Salesforceへの登録・転記作業の自動化を加速

Highlight

  • Salesforceを基幹とする社内データ一元化に着手
  • 移行過程で複数システムへの手入力がそれぞれ発生
  • 簡単操作のConnectorで自動処理に移行

東京都内や埼玉県などで事業を展開するハウスメーカーの株式会社リガードは、さらなる事業規模拡大を見据えたDX(デジタルトランスフォーメーション)に着手。多くを手作業に頼ってきたデータ入力・転記作業の自動化に向け、2021年にRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)のツール「BizRobo! Lite」を導入した。同社が基幹システムと位置づけるSalesforce上での操作に特化したBizRobo!の追加機能「Connector(コネクター)」の活用により、開発運用の工数は大幅に軽減。既に請求書データをSalesforceに登録する工程が自動化されたほか、これらのデータを会計システムに反映する工程も近く自動化され、請求処理に関する業務で手入力を全廃できる見通しだ。社内人材によるRPA開発実績も重ねつつある同社は今後、DX人材育成をさらに加速。開発成果の社外への提供を事業化したい考えだ。

導入背景事業拡大を見据えて社内システムを構築

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データ連携のツールとしてRPAに着目

東京都国分寺市に本社を置く株式会社リガードは、都内および埼玉県南部を中心に注文住宅の設計・施工などを手がける企業。2010年の設立から事業拡大を続け、モデルハウスなど4拠点を構える現在の従業員数は66人。関東全域への事業エリア拡大を見据えた組織体制強化にも取り組んでいる。

人手不足が特に深刻な建設業界で成長を図るため、同社は人的リソース創出につながるデジタル活用に注力。その柱は、クラウド上で顧客情報管理などが可能なSalesforceを基幹システムとする構想で、既存システムと融合した一元的なデータ管理により、業務効率の改善や意思決定の迅速化、提供価値の向上を目指している。

この構想の実現には、システム間のデータを自動連携するツールが欠かせない。そこで同社は、転記をはじめとするパソコン上での定型作業を幅広く代替できるRPAに着目した。

BizRobo!を
選んだ理由
「大変革も視野に、足下から着手する」DXにフィット

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段階的な機能強化への対応を評価

DX推進にあたって助言を受けてきた社外のコンサルタントからの推薦を受け、同社は具体的なRPAツールとしてRPAテクノロジーズ株式会社が提供する「BizRobo!」を検討。複数の競合製品とも比較した結果、パソコン1台から使い始められるサーバ型ライセンスの「BizRobo! Lite」を、2021年9月に導入した。

選定に携わった同社DX推進部部長の小谷修吾氏は、同製品に決めた理由を次のように振り返る。
「デジタルならではの価値提供や、業務フローの抜本的な見直しでは、従来の延長上にないアプローチを形にすることが求められますが、同時にDXの実践では『できるところから、まずやってみる』姿勢も大切です。これらをそろって実現するツールに関し、最小構成から段階的にアップグレードしていきたいと考えた私たちに、最もフィットしたのがBizRobo!の製品ラインアップと料金体系でした」

対象業務平均120社/月からの請求データ登録を自動化

Connector利用で円滑な運用

同社の経理部門では従来、ひと月あたり約120社から届く請求書の内容を、会計システムとSalesforceにそれぞれ手入力していた。これらの全面自動化に向けてBizRobo!は、まずSalesforceへの自動入力に採用された。

ここで開発運用の効率化に貢献しているのが、個別のアプリケーション操作に特化したBizRobo!の追加機能「Connector(コネクター)」だ。

RPA開発では通常、パソコンの操作画面で人が行う手順を全て再現しなければならないが、Connectorを使うと、Salesforce上の処理内容を数カ所のメニュー選択で指定できるようになる。開発工数が大幅に減るほか、Salesforceの定期アップデートで操作画面が変更されても、対応する改修が不要な点もメリットだ。

同社でRPA運用の実務を担う眞壁雄也氏は「BizRobo!の導入から数回アップデートがあったSalesforceの操作を含めて不具合はなく、とてもスムーズに利用を続けています」と証言する。

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注文住宅工事に伴う請求書を処理する業務

導入効果300時間/年相当の余力を創出

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API経由の自動実行で省人化

BizRobo! Liteと追加機能のConnector、さらに前工程を担う紙のデータ化サービス「デジパス」を活用し、同社は月平均で500件強生じるSalesforceへの請求データ入力作業の自動化を達成した。

これにより、年間300時間相当の人的リソース創出に成功。「人がやらなくてもよい定型作業は自動化する」という発想が広がるにつれ、社内から開発要望も数多く寄せられているという。

なお、BizRobo!のConnectorはSalesforceの自動実行にあたり、手作業時の操作画面と異なるルート(API)を利用する。そのため、人の作業手順を全てそのまま再現する場合はログイン毎に必須となるモバイルアプリなどでの多要素認証を、Connector利用時には回避することが可能だ。

この点について眞壁氏は「ロボット実行時の認証を肩代わりする人を常時確保しなくてよく、セキュリティー上支障のない範囲で自由に運用できる」と評価する。

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CORPORATE PROFILE

社名
株式会社リガード
事業内容
建設業
(住宅の施工・設計ほか)
ウェブサイト
https://tokyo-chumon.com/
話を伺った方
DX推進部 部長/総務部 エキスパートアドバイザー
小谷 修吾 氏
DX推進部
眞壁 雄也 氏
総務部
横山 友香 氏
  • ここまでの内容に加えて下記を追加
    「今後について」
    「現場の声」
  • 印刷用PDF(フルカラー)4ページ

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