BizRobo! Lite
医事課の職員がロボットを開発し
メンバーの残業時間を大幅削減!
Highlight
- 各地の病院と知見を共有でき、開発支援も受けられるBizRobo!を採用
- 残業過多の部署でロボットを現場開発
- 業務効率化を実現し、完全自動化した業務も
吹田徳洲会病院では、RPAの導入においてロボット開発をアウトソーシングせずに、院内の職員が担当する体制を検討していました。そこで、メディカルRPA協会を通じて、日本全国の病院と知見を共有でき、パートナー企業からの支援も受けられる「BizRobo!」が採用されました。
残業の多い医事課から、RPA活用の声が上がったこともあり、課内でパソコン操作の得意なメンバーを開発担当に選任。パートナー企業によるサポートを受けながら、導入から約1年で25体のロボットを開発しました。医事課では、残業時間の大きな削減効果も得られたため、これからは、院内のさまざまな部門でのRPA活用を目指されています。
導入背景医事課では、書類づくりの「残業」に追われる日々が…
吹田徳州会病院の医事課では、経理への報告の期日が近づくと、通常業務の後に3~4時間の残業をして書類を完成させていました。21時を越えると職員の顔にも疲労が見え隠れしてきます。何とか残業時間を減らせないかとアイデアを模索していたある日、グループ病院からRPA導入の成果報告がありました。「医療事務の工数を大幅に削減できた」との発表を聞き、当院でもRPAを活用したいと、導入プロジェクトが立ち上がりました。
医事課には、ITの専門家は所属していませんでしたが、Excelを使った業務が得意との理由で、副主任の大道氏にRPA担当の白羽の矢が立ちました。当時の心境について、「みんなの残業時間を減らしたいなという気持ちは強くありましたし、業務の自動化は夢が膨らむ作業なので凄くやりたいなと思いました」と大道氏は振り返ります。
BizRobo!を
選んだ理由BizRobo!は、パートナー企業のサポートが充実している!
RPAツールとして、BizRobo の採用を決定した吹田徳洲会病院。。その理由として「一般社団法人メディカルRPA協会」 を通じて全国の病院と知見が共有できる点、実際に同院と同じ電子カルテを導入している病院で成果が上がっている点、そしてパートナー企業によるサポートが充実している点がありました。
「私たちは、現場のニーズは分かっているので、ロボットにやってほしいことのアイデアはすぐに出てきます。でも最後の仕上げのところで悩んでしまう。そんな時にパートナー企業の担当者さんからアドバイスをいただけたのが有難かったですね」
「あと、Excelの内部処理の速さには驚きました。ロボット開発には時間がかかりますけど、動きだしたら作業が一瞬で終わるのは凄いなと思いました」(大道氏)
対象業務と
導入効果「未収金の入金確認」をロボットが代行し、定時帰宅を実現!
同院では、職員が1年ほどで25体のロボットを開発。ロボット作成中に生じた課題解決の過程が、次のロボットのアイデアとなったり、作成ステップが次のロボットにも流用できたりしたことで、開発ペースもどんどん向上していきました。その中でも、最も残業時間を削減できたのが「未収金の入金確認ロボット」だといいます。「経理への報告日が近づくと、医事課のメンバーが日常業務を終えてから、遅くまで残業して入金確認をしていました。RPAにより約8時間の業務量を1時間以下にでき、定時に帰宅できるようになりました」(大道氏)
他にも「レセプト返戻の報告ロボット」が有効活用されています。レセプト返戻のデータから部門ごとに必要な情報をフィルターで抽出する作業。それらの合計金額をExcelにまとめて各担当者にメールで報告するまでの一連の流れをロボットが完全に担っているといいます。
「こちらは、単純作業にはなりますが、人の手入力ではどうしてもケアレスミスが起きてしまいます。Excelの内部処理ができるBizRobo!なら、ミスを防ぎながらも、完全に業務を任せることができるのでは?と考えて開発しました」(大道氏)
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CORPORATE PROFILE
- 社名
- 医療法人徳洲会 吹田徳洲会病院
- 事業内容
- 医療機関
吹田徳洲会病院は、大阪府吹田市にある365床のケアミックス型病院です。誕生から看取りまで、信頼と安心の医療を提供しています。
- ウェブサイト
- https://www.suita.tokushukai.or.jp
- 話を伺った方
- 医事課 副主任
大道恭平氏
- ここまでの内容に加えて下記を追加
「今後について」
「現場の声」 - 印刷用PDF(フルカラー)4ページ