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リガードがBizRobo!とConnector活用で、Salesforceへのデータ登録・転記作業を自動化
~RPA開発工数を抑えながら業務効率を改善~
RPAホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:高橋 知道)の子会社で、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)/Digital Labor(仮想知的労働者)のベーステクノロジーを提供するRPAテクノロジーズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 執行役員社長:大角 暢之、以下「RPAテクノロジーズ」)は、株式会社リガード(所在地:東京都国分寺市、代表取締役:内藤 智明、以下「リガード」)がRPAツール「BizRobo!」および新機能の「Connector」、そして「デジパス」の連携活用により、請求処理の自動化、業務効率改善を達成したことをお知らせします。
■BizRobo!導入に至った経緯
リガードは都内および埼玉県南部を中心に注文住宅の設計・施工などを手がけており、関東全域への事業エリア拡大を見据えた組織体制強化にも取り組んでいます。その一環として人手不足が特に深刻な建設業界※1で更なる成長を図るため、Salesforceを基幹システムとしながら、既存システムと融合した一元的なデータ管理によって業務効率の改善や意思決定の迅速化、提供価値の向上を目指してきました。
一方でこのデータ管理の実現にあたっては、システム間のデータ自動連携を可能にするツールが欠かせないことから、転記をはじめとするパソコン上での定型作業を幅広く代替できるRPAに着目しました。また具体的なツール選定においては、DX推進に関する助言を受けてきた社外のコンサルタントからの推薦を受け、RPAテクノロジーズが提供する「BizRobo!」を検討。複数の競合製品とも比較した結果、パソコン1台から使い始められるサーバ型ライセンスの「BizRobo! Lite」を導入しました。これはRPAの活用範囲を最小構成から段階的にアップグレードしていきたいと考えていたリガードに、BizRobo!の製品ラインアップと料金体系が最もフィットしたことが決め手となりました。
※1 国土交通省/建設労働需給調査結果(令和5年5月調査):https://www.mlit.go.jp/toukeijouhou/chojou/rodo.htm
■BizRobo!追加機能の活用で請求データ登録など自動化
RPA導入後にリガードがまず着手したのは、経理部門における請求書データ登録の自動化でした。従来は会計システムとSalesforceへひと月当たり約120社分の請求書をそれぞれ手入力していましたが、紙のデータ化サービス「デジパス」により書類内容をデータ化し、その後BizRobo!を用いてSalesforceに自動入力することにしました。
ここで開発運用の効率化に貢献したのが、個別のアプリケーション操作に特化したBizRobo!の新機能「Connector(コネクター)※2」でした。RPA開発では通常、パソコンの操作画面で人が行う手順を全て再現する必要がありますが、Connectorを使うことでSalesforce上の処理内容を、数カ所のメニュー選択によって指定できるようになります。これにより開発工数が大幅に減るだけでなく、Salesforceの定期アップデートで操作画面が変更された際にも、対応する改修が不要となりました。
BizRobo! Liteと新機能のConnector、さらに前工程を担うデジパスの活用によって、リガードは月平均で500件強生じるSalesforceへの請求データ入力を自動化し、年間300時間相当の人的リソース創出に成功しています。
※2 Connector: BizRobo!が他のプログラム(SaaS、アプリケーション)との連携やデータ加工を行うための部品
リガード/BizRobo!導入事例記事:https://rpa-technologies.com/case/case085/
■Salesforceと会計システムの自動連携、ソリューションの外販も視野に
上述の業務が自動化されたことを踏まえて、リガードでは近く、Salesforceから会計システムへの請求データ自動転記についてもBizRobo!で実現する予定です。これにより、請求書関連のデータ入力作業は全廃できる見通しとなっています。
他にもSalesforceとの間で転記作業が生じているシステムが複数あり、これらについても順次自動処理を進めていく計画となっています。
今後はリガード社内において、BizRobo!の開発ノウハウを広めていくとともに、これまでのRPA活用経験を生かして、パッケージ化した業務効率化ソリューションとして同業者に外販することも検討する予定です。
こうした活動を通して、社内だけでなく建築業界全体の課題解決に寄与していきたいと考えています。
RPAテクノロジーズはBizRobo!導入・開発だけに留まらず、ユーザー企業のDX実現をサポートしながら、業務効率化・自動化を必要とする根底にある課題の解消や、その先にある事業の変革まで伴走支援を行っています。
2025年には労働人口が約90万人不足すると予測されている建設業界において、就業する方々が安心・安全に業務に取り組んでいただけるよう、デジタル活用による働き方改革を支援していく所存です。
■「BizRobo!」について
「BizRobo!」は、ホワイトカラーの生産性を革新する、ソフトウェアロボットの導入・運用を支援するデジタルレイバープラットフォームです。「ロボット」と「IT」によって、ホワイトカラーをルーティンワークから解放し、企業を始め社会全体の生産性向上を図り、未来の働き方を変えていきます。
詳細につきましては製品ページ: https://rpa-technologies.com/products をご覧ください。
― 主要製品ラインナップ―
・BizRobo! Basic : https://rpa-technologies.com/bizrobobasic
・BizRobo! Lite : https://rpa-technologies.com/lite
・BizRobo! mini : https://rpa-technologies.com/bizrobomini
■「デジパス」について
「デジパス」はAI-OCRとオペレーターの連携で、紙書類のデータ化を高品質・低価格・短時間で実現するハイブリッドBPOサービスです。
詳細につきましてはサービスページ:https://rpa-technologies.com/digipath/ をご覧ください。
【会社概要】
■RPAテクノロジーズ株式会社 (https://rpa-technologies.com)
- 本社所在地:東京都港区虎ノ門1-23-1 虎ノ門ヒルズ森タワー8F
- 設立 :2013年7月
クライアント企業の新規事業に対する投資及びコンサルティングサービスを手掛ける
オープンアソシエイツ株式会社(現:RPAホールディングス株式会社、コード番号6572東証プライム)
より、会社分割により100%子会社として設立 - 代表者 :代表取締役 執行役員社長 大角 暢之
- 資本金 :3,000万円
- 事業内容 :RPA、AIを活用した情報処理サービス業 、コンサルタント業務
BizRobo!を活用した新規事業開発・推進
■株式会社リガード (https://tokyo-chumon.com/)
- 本社所在地:東京都国分寺市本多5-26-40
- 設立:2010年(平成22 年)10 月28 日
- 代表者:代表取締役 内藤 智明
- 事業内容:建築請負(注文・分譲)、建築設計、施工管理、土地開発・設計、測量業、リフォーム業
*本ニュースリリースに記載されている会社名・商品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。